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[読め!]「受難」姫野カオルコ

受難
受難
posted with 簡単リンクくん at 2006. 1.14
姫野 カオルコ著
文芸春秋 (2002.3)
通常2-3日以内に発送します。


企画「この本を読め!」へのエントリです。
今まで誰にも薦めてなかったのですが・・・

私の感想(抜粋)

処女のフランチェス子の秘所(便利な言葉があってよかった。)に、
突如人面瘡「古賀さん」が現れる。・・・。

古賀さんはとっても口が悪く、「どうせお前は魅力がない、ここも使わないから
俺がいたっていいだろ、はっはっは」とフランチェス子をののしる。
フランチェス子はそういう彼と「同棲」していくうちに、だんだん諦めの境地になっていく。
ただでさえ質素な彼女はますます質素に厳格に、で、処女パワー?炸裂な女になっていく。


発想が斬新すぎてもう途方にくれるしかない面白さ。
更に、放送禁止用語が一ページにこれでもかこれでもかとちりばめられ、
電車で隣の人に覗かれてたら困る小説の典型なのだが、
これがちっともいやらしくもなく、なんつうか、けっこう大真面目に考えさせられる。

恋愛を大真面目にすることのバカバカしさ、が古賀さんによって語られ、
フランチェス子によって真剣に考えられていく。
例えば、「恋愛のできる男女というのは、まともな会話はしないものだ。
「っていうか、なんかいいかも、ってカンジー」とか、そういう漠然とした会話でないと、
恋愛など成立しない」と古賀さんは力説する。
また、古賀さんは言う。「寂しいなどという感情は、傲慢な感情だ。
お前なんか、誰かが好きになってくれることなんかありえないんだから、
寂しいなんて思うことすら勘違いなんだよ、がっはっは」

うーん、厳しいお言葉ではないか。寂しい、は、傲慢か・・・

そんな言葉を真摯に受け止め、究極のネガティブ・シンキング(もう、悟りと言ってもいい)を
得たフランチェス子が最後に決めた決断。そして、絶句モノのエンディング。
大爆笑しつつ、なぜか、ものすごく幸せな気分になる、エンディングです。
author: ざれこ
企画10:この本を読め!(エントリ作品) | permalink | comments(4) | trackbacks(2) |
 
 

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Comments:
きょうごろうは、文芸春秋と姫野へ文芸春秋でフランが恋愛する?
comment by: BlogPetのごろう | 2006/01/14 10:39 AM
こんにちは。
「読め!」と言う言葉に押されて読んでみました。
すごい設定に放送禁止用語に近い言葉がバンバン出てきてちょっとびっくりしましたが、とっても面白くて笑えました〜
comment by: kohkou | 2006/02/02 10:03 PM
kohkouさん
面白く読んでいただけたんですねー。よかったー。
これ、薦めるのけっこう勇気いるんで。(笑)
comment by: ざれこ | 2006/02/02 10:20 PM
トラックバックさせて頂きました。
最後は、最高でしたよね!
僕は全部電車で読んだので結構周りを気にしました(笑)
comment by: テツヤ | 2006/03/03 1:20 PM
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「読者大賞Blog」と、斎藤美奈子さんの『L文学完全読本』で紹介されていたのを同時期に見かけて読んでみました。 清らかなる処女フランチェス子とその秘所にとりついた人面瘡の古賀さ
trackback by: ホンノシアワセ | 2006/02/02 10:03 PM
「受難」を読んだ。 こんなものがこんなところに? それだけでも面白いのに それ以上に面白い。 ラストは素敵な感じ。 テツヤ
trackback by: 働く女性を応援するバンド | 2006/03/03 1:24 PM
 
 

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